敬語がないのが逆に辛いノルウェー語

ノルウェー語

こんにちは!

今日はノルウェー語についてのお話です。

国王とも普通の言葉遣いで話せちゃう

ノルウェーの公用語はノルウェー語です。ノルウェー語はゲルマン系の言語ですが、ガチガチの敬語があるドイツ語とは異なり、敬語というものがないんです。日本人なので「ないっていっても何かしらあるでしょう」と思ってしまいますが、これが…わりと本当にないんです。究極、普通の会話ならノルウェー国王に使う言葉と家族と話す時の言葉も変わりません。実際にメディアがノルウェー人が国王と話す時もかしこまらず普通に話しています。現在の国王はとても気さくなお人柄で、インタビューで笑いをとりにいくことが多いのでそれも相まって余計に和気藹々とするのはあると思いますが、そんな様子を見るたびに不思議な国だなあなんて思ったり。

敬語…欲しい…

ノルウェー語で敬語を使えないということが私はしばらく慣れなくて、なんなら今もちょっと敬語が欲しいと思っているくらい笑

義両親の名前も呼び捨てだし、教授の名前も呼び捨てだし、丁寧に何かを聞きたくてもその術がなくていつも失礼になっていないか気にしてしまうんですよね。義両親の名前なんか呼び捨てもそうですが、youにあたるduすら失礼な気がして名前を呼ぶのもdu呼びも本当に初期の頃は避けてました(会話にならない笑)

でも逆に名前を呼ばないというのは欧米では失礼だったりもするので、名前はむしろ積極的に呼ぶ方が好感度は高いと思います。私なんか1年ぐらい名前覚えないやつと思われてたと思う←

こないだノルウェー在住のイギリス人のビデオを見ていたら、イギリスはマナーや言葉遣いに厳しい国ですが、ノルウェーでカフェでコーヒーを頼む際にpleaseに値する言葉がなくてなんか腑に落ちないと言っていたのに共感しました。その人はpleaseを言えなくて悪い気がするから、最終的にありがとうの意味のTakkを使いすぎると言っていましたが、全く同じ!!

お金を払ってTakk、レシートをもらってTakk、品物を受け取ってTakkと短い一連の流れでTakkばっかり言ってしまいます。でもそれが癖になってしまっているので、逆に今さらTakkを言う回数を減らすのも失礼な気がして自分で仕掛けた罠にかかった気分です笑

もちろん、だからと言ってずけずけとなんでも言えるというわけでは全くなくて、言い方や言葉のトーンなどはもちろん気をつけなければいけないのは前提ですが、バランスもこれまた難しいですよね。しかも、そんなフラットな言語のわりに?ノルウェー人は仲良くない人とはあまり情報を共有しようとしない人が多いので、初対面の会話も何を聞いていいやら困ることも多々あります。

大学で困ること

学校関連でお話しすると、私は日本の大学在学時にアメリカやイギリス人の教授の授業をとったり話すことが多かったのですが、教授に対してProfessorは必ずつけて話しなさいと、トラウマになるレベルで叩き込まれたのでノルウェーの大学のフラットさは全く慣れません。しかもノルウェーの大学に勤めているけどノルウェー人でない教授陣は、名前で呼んでもいいのかタイトルで呼ぶべきだと思っているのかも分からないのでそれも怖い。私がメールを送るときはDear Professor〇〇と書き始めるのですが、友達は普通に書き始めがHi!とかなので隣で見ていて勝手に戦慄しています笑

とはいえノルウェー語でノルウェー人の教授にメールを送るときは英語と同じようにKjære 〇〇と送るわけにはいかないので、私もノルウェー語でメールを書くときはHeiの書き出しになりました…でもびっくりマークをつける自信はまだない←

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

また次の記事でお会いしましょう :)

(ひっそりインスタもしているので気になる方は覗いてみてください)

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