こんにちは!
ノルウェーは今週の月曜日から水曜日までは平日なものの、イースターの週なのでお休みの人も多いです。テレビをつけてもどこか祝日感がただよっている今日この頃ですが、ノルウェーのイースターの時期にたくさん放送されるもの、それはPåskekrimです。
Påskekrimとは
Påskekrimとは直訳するとイースターの犯罪。これだけ聞くと治安が悪いですが、これは物語のジャンルのようなもので、小説のジャンルでKrimというと推理・ミステリー小説になるので、イースター期間に消費されるものにはイースターを単語の頭につけてPåskekrimにしたという感じです。
由来については諸説あるみたいですが、一番有名なのは1923年に発売されたミステリー小説の新聞広告が始まりという説で、その広告が掲載された日がイースターが始まる前の週末、また、あたかも実際に起こった事件かのように新聞の一面に掲載されたことで広告のキャンペーンとしては大成功し、そのあたりからイースターといえばミステリーものになったようです。
とにかく刑事ものやミステリーばっかり
本屋さんに行けば推理小説が推され、テレビをつければ刑事ものやミステリーものが放送されるイースターなので、様々なメディアが今年のPåskekrimの一押しなどを記事にしています。
少し面白いのが、放送されるドラマのほとんどがイギリスまたはスウェーデン、デンマークのドラマだということ。これらはジャンルや時期に関わらずノルウェーのテレビをつけると必ずといっていいほど放送されています。ノルウェー国内で制作されたコンテンツのみでは放送枠が埋められないことと、テレビ局の契約などにもよるのだと思いますが、国営放送が特にこの3カ国からのドラマを放送することが多いような気がします。
今年ノルウェー国営放送でpåskekrimの皮切りとして放送されたのがI famnen til ein mordar(原題: The Sixth Commandment)という実際に起こった殺人をもとにして制作されたイギリスのドラマです。これは私も見てみましたが、嫌な気持ちになるドラマでした…実際の事件だと思うとより現実味が増してこんな人間が存在するのかと落ち込みました。
調べてみた限りこのドラマについての日本語での情報はあまり見つけられなかったのですが、Wikiのページのみ参考までに貼っておきます。
それでは今日はこの辺で!読んでいただきありがとうございました。
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