自分の家から追い出されることもあるノルウェー暮らし

ノルウェー生活

こんにちは!お久しぶりです。

最近寒くなってきましたね。日本では熊が大変と聞きますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

こちらでは年末にかけて色々なことが起こっており、何も起こらない日々が欲しいと夫と共に嘆いている私たちですが、今日はこないだ起こったてんやわんやの騒動についてお話しさせてください。

家の周りが工事で穴だらけ

夏の終わり頃から家の周りが工事で騒がしくなり、私たちが住んでいる場所のところどころでコンクリートに穴を開けるような工事がされていたんです。急に一定時間水が止まる日が続いていたので水道管関連で何かしているのだろうと予想はついていたのですが、工事が全然終わらず(水が止まるなら事前に教えてくれ…)と思い始めていました。そんな時にBorettslagのリーダーから、「Kommune(市)が水道管の水漏れがどこで起こっているか探していて、私たちのアパートの近くっていう見定めはついているから、もう少しで解決するはず」というメールが届きました。

そのメールを見てもう少しで騒音と急な断水におさらばだ〜と思っていると、うちの玄関横に、ある日大きな穴が。近所のものと比べ物にならないくらい大きな穴で、水道管も見えていたのでこれで解決かと思ったのでした。

Borettslagとは

住民みんなで組合を作って複数の建物を所有し、管理するノルウェー独特の住宅制度です。住民はBorettslagが管理する住宅の一部を買い取る形なので、外観などはBorettslagの意向に沿わないといけないため勝手に変えたりすることはできません。この制度では住民は共用部の維持のために毎月 felleskostnader(共益費) を払います。

探知機とともにうちの中へ

犬の散歩に出かけたある日、帰ってくるとそれまで玄関横で作業していたおじちゃんたちが急に、

「この部屋に住んでるのかい?」

と声をかけてきました。そうですよと答えると

「ちょっと入っていいか?」と聞くので

(工事をしていた人たちということはこちらも分かっていたので)どうぞ〜というと

真っ先にうちのリビングへ。金属探知機のような見た目のものを床にかざしながら、反応があった場所を測り出すお兄さん。それを横目に

ここに大きな穴ができるよ

と微笑むおじちゃん。

まさかの水道管の水漏れがうちのリビングの真下で起こっているという現実を突きつけられたのでした。

自分の家から追い出される

10月の終わり頃に

「11月8日に工事が始まって、そこから4日はまず住めないのでどこかホテルでも確保しておいてください」との連絡が。

ホテルといってもうちには犬も猫もいるし、ノルウェーの物価では毎日外食なんてできないから、キッチンが付いているところじゃないといけないし…というのでエアビーを見ても高い。保証も出るには出るけど全額は難しいみたいなことを言われ、急遽、うちの犬猫も慣れている環境の義実家に避難したのでした。

これモヤるのが、そもそも今回発見されたうちのリビングの床下の水道管の水漏れって、うち個人宅の水道管の水漏れではなくて、市の水道供給の水道管なんですね(伝わるかな?)。なのでそもそも、なぜそれが個人の住宅の下に埋まっているのかということも疑問なんです…これに関してはノルウェー人たちも「なぜ?」状態で、うちの家族には違法建築を疑われました泣

日本では考えられない?対応

これ工事が始まってからも色々あって、まず、工事の進捗をこちらから連絡しないと教えてもらえなかったんです。なのでこちらとしては工事が終わると言われていた4日後に帰る予定で義実家へ行ったのですが、3日目に工事の進捗を聞くと「水道管は交換できたけど穴も埋まってないし、月曜日までには終わると思う」とのこと。その時点で1週間の工事予定に切り替わっていたのでした。これ私たちが確認せずに、最初に言われていた言葉を信じて4日目に帰っていたら大変だったなと。

そうして翌週の月曜日になり、再度「今日帰る予定にしているけど帰れるか」と確認すると、

「工事は終わったけど清掃が終わってないから、帰ってくるなら明日かな」

という返事が。それにはもはや驚かないのですが、その時に

「いやなんでか分からないけど、工事の時に誰かが冷蔵庫の電源抜いたままにしたみたいで、匂いがひどくなったから冷蔵庫と冷凍庫の中身全部捨てたんだ」と。

ええー…なんで…

日本から持ってきているような調味料もあったのでこれは結構ショックでした。流石にこれは弁償すると言ってくれたのですが、その額ももちろん冷蔵庫の中身とこの物価高に比例した額ではなく…でも誠意は見せてくれているし…と諦めました。

そうしてようやく家に帰ってきて、すっからかんの冷蔵庫と、清掃でよけられたものがよけられっぱなしの家を見て、こういうもんか〜とひとまず落ち着いたのも束の間。洗面所においていたお気に入りの、アメリカで購入したお皿がない!ということで大捜索。どう頑張って探してもないので次の日に問い合わせると、確認してくれるとのことでした。嫌な予感はしていたものの、数日後にそのお皿は工事の振動で落ちて割れたとの返答をもらい、これも諦めるしかないまま終わったのでした。

これに関しては賠償とかもなく、あちら側からもしょうがないよね、みたいな感じだったのでもやっとはするものの、戦う気力もないのでそのままです。

こうして人は強くなる(というか諦めることを覚える)

今回私は初めてこういった大規模なことに巻き込まれて、日本だったら違う対応なんだろうなと何度も思って、海外で暮らしていることを久しぶりに実感して、なんだか新鮮な気持ちになりました。ノルウェーに住んで3年たたないくらいですが、ノルウェー生活の酸いも甘いも知ってきたところでこのような体験をして、期待をしないということには長けてきたところで、今回さらに諦めるということを鍛えられました。

長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方がいればありがとうございます。

それでは、また次の記事でお話ししましょう!

Vi sees!

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