こんにちは。
今日は英語圏以外への留学について考えたことがあったので私の個人的な意見を書きたいと思います(今回は交換留学や短期留学など、期間が1年未満の留学を前提としています)。
私が交換留学から帰国した際に留学へ行っていた話をして気づいたのが、留学というとわりと英語を勉強しに行ったと思われることが多いんです。なので留学先はノルウェーだったというとノルウェーって公用語は英語なの?ってなるわけです。ノルウェーの公用語はノルウェー語なので「え、ノルウェー(どこ)?ノルウェー語?なんで留学でノルウェー?」という混乱を招いてしまうのが申し訳なくなるくらいでした。私は日本の大学ですでに困らないくらいの英語力は身につけていたので、他言語への興味が出て英語圏は選択しなかったのですが、それにもメリット・デメリットはあるのでそこも含めて書いていきます。
英語を学ぶなら英語圏へ行くのが賢明
まず私が留学先を決めるにあたって個人的に思うことは、
留学先は英語を学びたいなら英語圏、 英語がある程度できてやりたいことや興味が別にあるのであれば自分が行きたい国を選ぶ
ということです。
やはり、私が英語圏以外に留学してみて思った1番のデメリットは、日常生活で飛び交う英語に触れられないということです。当たり前です。公用語はノルウェー語で、いくらノルウェー人が英語ができるとはいえ、ノルウェー人同士で英語を喋るかと言われたらそのパターンはあまりないです。
学校は英語でも生活はノルウェー語が中心で、バスや電車、スーパーで自然に聞こえてくる言葉もノルウェー語となると、英語圏で生活する時みたいに嫌でも英語が耳に入るということがなくなります。もちろん大学や留学生同士の会話は英語になるので勉強にはなりますが、学ぶ英語は圧倒的にアカデミックな英語が多くなり、ネイティブのような表現の幅が増えるかというとちょっと微妙です。
これが英語圏だとやはり英語漬けの生活になるので、外に出ても英語、テレビをつけても英語、誰と話すのもとりあえず英語というのは英語を学ぶには最高の環境だと思います。なので英語をまずは頑張りたいと思っている方には英語圏への留学を個人的にはおすすめします。
また、これは他の国でも同じなのかはわからないのですが、少なくともノルウェーでは英語圏(オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・アメリカ・イギリス・アイルランド)への1年以上の留学経験があれば大学へ出願する際にTOEFLなどのテストスコアがなくても英語の能力証明になったりもするので、英語圏への留学が後に役に立つということももしかしたらあるかもしれません。
モチベーションがあればどこでもやっていける
では、英語はちょっとできるけど自分の行きたい国は英語圏じゃないんだよな〜という場合について。
デメリットから話してしまいましたが、私は英語圏以外の留学ももちろん賛成です。自分自身が留学先で何をやりたいのかが分かっているのであれば全然ありだと思います。その国が好きで1度そこで暮らしてみたいというのも立派な理由の1つですし、その国の言語が好き、雰囲気が好き、現地の人と関わってみたい…など全ては留学をするモチベーションとして決して間違っていないと思います。
冒頭でもお話しした通り、私は大学で英語を使うことに慣れ、他の言語を学びたい意欲に駆られていたので留学先は英語圏を外して、公用語が英語でないところから選びました。社会学の勉強との両立が厳しくてノルウェー語はこの留学ではあきらめることになるのですが…でも自分が来たかった国で勉強ができるということは最高の幸せでした。
それに、言語が好きな身としては、人口がおよそ540万人という兵庫県と同じくらいの人口のノルウェーがノルウェー語という独自の言語を持っていて、しかもそのノルウェー語という括りの中に信じられないくらい多くの方言があるということに感動しました。これこそ来てみなかったら分からなかった魅力だし、留学の醍醐味かななんて思ったりもしています。
挑戦することも大事
個人的な意見ですが、今の社会で求められる言語スキルは英語だけじゃないと思います。同じ日本人でも様々なことをしている人がいて、それぞれが自ら選んだ国で生活しているといった多様性があったほうが絶対に楽しいし、そこから文化や習慣の情報発信があればそれをきっかけに新たな交流やその国に興味を持つ人が増えるかもしれません。なので、自分の興味のある国が英語圏ではなかったとしても、行きたいと思う気持ちと覚悟があれば挑戦してみてほしいと個人的に思います。ただ、英語圏以外へ行くのであれば共通言語として最低限暮らせる、また、いざとなった時に助けを求められる英語力は必要かなと思います。
以上、本当に私の個人的な意見でしたが、留学先どうしようかなと迷っている方の参考?になれば幸いです。
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