こんにちは。今日はノルウェーの大学へ入学する際に「何それ?入学式とは別なの?え??」となるFadderuka(ファッデルウーカ)、英語でいうオリエンテーションウェークについて紹介します(fadderはノルウェー語で本来、代父母(God father, mother)と呼ばれるものですが、今回はこの意味ではなく、大学の入学時にFadderukaで使われるFadderの意味で説明していきます)。
Fadderは大学の先輩たち
Fadderというのは新入生のお世話をする大学の在学生たち(つまり学部、学科の先輩たち)のことで、ほとんどの場合が立候補制のボランティアです。学校に関する手続きや心配事の相談はもちろん、大学がある地域のこと(遊べるスポットやレストランなど)などを気軽に聞いてね!というのが彼らの役割。大学入学を機に一人暮らしを始める学生も多いので、友達作りのサポート的な役割も担っています。新入生たちは基本的には学科ごとにグループに分けられ、それぞれのグループに2、3人のFadderがつく形になります(ちなみに新入生はFadderbarnと呼ばれます)。
イベント盛りだくさんの期間がFadderuka
このFadderukaの期間中に開催されるさまざまなイベントやアクティビティにFadderは自分のグループのFadderbarnを引き連れて参加します。これすごいのが、大学と大学街が協力して開催されることも多く、また企業のスポンサーもついたりして(!)イベントが盛りだくさんの約2週間になります(ただし期間は学校によりさまざま)。
新入生たちは入学式から授業が始まるまでに1週間くらい間があるので(学校についての説明などを受けるだけの日などがあるため)、基本的にその期間は毎日午前から午後(夜中まで)イベントがぎっしりです。それらのイベントにはノルウェーの有名人なども招かれることが多いので、無料もしくは安いチケットでコンサートや漫才を見られる機会でもあります。
ただこれ本当に朝から晩までイベントのことが多いので、もちろん参加は自由。そして様々なイベントがあるにせよ最終的にはパーティ三昧になることが多く、パーティーに参戦する前のプレパーティー(イベントに備えてお酒飲む)からのパーティー(お酒飲む)からのパーティー後のパーティー(イベントの余韻でお酒飲む)という流れが主流で、パーティーやお酒が得意じゃない人にとっては割ときつい期間でもあります(経験談)…
ハメを外しすぎる人が毎年出てくるので、救急車がイベント会場に呼ばれることもしばしば…
お酒はほどほどに…
そんなノルウェーのFadderukaで言われるのはDrikkepress(強制的にお酒を飲ませること)は絶対禁止で、Fadder同士も他のFadderたちが新入生たちに強制的にお酒を飲ませないように形式上は監視することになっています。でもやはりパーティー、日本でいう飲み会ゲームみたいなもの中心になりがちなので、お酒を飲めない、飲まない人は参加しないものも多くなるのがちょっと残念なところではあります。
実際に自分がFadderbarnだった時は、落ち着いたイベントくらいにしか参加していないし、自分がFadderをした時は、酒を飲むだけの場は他のFadderに任せて、お昼のイベントやサイドイベントと呼ばれる落ち着いたイベントだったり、メインイベントだけに参加しました。
夏休みからの今度は急に新学期モードで学校は始まるわイベントもあるわで大忙しの週ですが、みんなでわいわいするのが好きな人には楽しいイベントウィークです。お酒はほどほどに、自分の裁量で楽しむのが私はおすすめです。とはいえ、自分はこの期間があまり得意ではないのでアドバイスなどむしろ欲しいくらいですが笑
というわけで学校によってはそろそろか、もしかしたらもうスタートしているところもあるかもしれませんが、楽しい学校生活ができますように!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
Lykke til!
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